事業承継勉強会 第1回 2020.12.22
【事業承継勉強会の開催について】
事業承継勉強会開催の趣旨
日本には400万社を超える中小企業がある中で、近年利益が出ているにもかかわらず廃業を選択する中小企業が多く存在します。その原因として「後継者がいない」「後継者選びに失敗した」というものも多くあり、計画的に後継者を定めたうえで事業承継を行っていれば廃業を選択しなくてもよかったと考えられます。
そのような利益を挙げているにもかかわらず廃業を選択せざるを得ない企業を失うことは、その企業で働く従業員や取引先などの関係者に多大な影響を与えるほか、高度な技術や卓越したノウハウが継承されないまま失われてしまうこととなり、社会的にも大きな損失であることから事業承継を進めることによって防止しなければなりません。
しかし、事業承継を実行するには各会社の状況に合わせて税務や法務面での問題解決が必要であり、かつ、部分的な解決ではなく継続的かつ全体最適な解決を提案できる専門家の存在が必要な場面が多くあります。
そこで、弊所弁護士德田聖也は、中小企業の事業承継問題の解決により深く取り組むため、一般社団法人事業承継協会が認定する「事業承継士」の資格を取得しました。
そして、より事業承継への理解を深め、実際の事業承継支援にあたり専門的なチームによって解決にあたることを目的とした事業承継勉強会を開催することといたしました。参加者は税理士や司法書士、中小診断士などそれぞれの分野を活かして事業承継に関する知見を深めます。
当事業承継勉強会は、定期的に開催する予定であり、その開催内容につきましては本HPにてご紹介させていただきます。
【第1回】
・事業承継診断ツールの開発
企業診断表、チェックリストやヒアリングシートの作成について議論いたしました。これらを用いることにより、多くの中小企業に適切にアドバイスが可能となります。
・各専門分野に関する知識の確認として発表テーマを定めました
事業承継を行うには全体最適なプランを作ることが重要となります。そこで参加者の各専門分野について学ぶことで、より全体的な視点を持つことを養います。
〈税務部門〉
事業承継税制
相続税・贈与税の計算
株価評価
〈法務部門〉
相続(事業承継にかかる民法特例)
事業承継における株式や会社機関(会社法)
経営者保証
信託
不動産売買
以上
徳田 聖也
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